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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第19章 君にはやっぱり、隠せない。



『私と一緒にいたらどんなリスクがあるか…
寧人なら分かってるでしょ?!』

「それは、」

私と一緒にいたら
もし何かの拍子で私の過去と個性が
世間に広まってしまったら、

批判は私だけじゃなく、
寧人にも向けられてしまうかもしれない
ヒーローを目指す上で
邪魔な存在になってしまうかもしれない。

何より、
もし私の存在がヴィランに知られたら
私を利用するために
私の大切な人を人質にとるかもしれない。

彼はヒーロー志望だしそんな簡単に
捕まるなんて事はないとは思うけど、
でも、絶対なんて言葉は存在しない
もし私の個性が暴走したら
傷つけてしまう事だってあるかもしれない
リスクがあることは全部避けたい。


『どうしてそんなに私の事を気にかけてくれるの?1年半も音信不通だったんだから私の事なんてもう気にしなくていいのに!!』






「それは、あくあの事が好きだからだよ。」





『……………。』




やめて、私に優しい言葉をかけないで
あんなに一方的に別れを告げたのに
そんな事言われたら、私………



この時、何か糸がプツンと切れたみたいに
堪えていたものが溢れ出した

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