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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第16章 予期せぬ再会


−物間 side−



カーテンの裏、
バスの一番後ろの座席で
あくあと並んで座っていた



あくあは目を閉じたまま
ぐっすり眠っている。






「あくあ……」




寝ているあくあに
そっと顔を近づける



いつぶりだろう、
ある日突然
あくあは僕の前から居なくなって

あの日以来初めて今ここで再開した。





間近で見てもこの綺麗な顔立ち
やっぱりかわいい。





「…まて、何を考えているんだ僕は」



いや、寝込みを襲っちゃダメだろ



“今なら寝てるしキスしてもバレないかな”

なんて考えてしまう自分がいた。




今の僕にその権利はないけど…


本人の意思もちゃんと
聞けずじまいだったからいい機会だ


そう思った僕は
あくあが目覚めたら
質問攻めの刑にしてやろうと決めた。



変な気を起こす前に
あくあから少し離れようとすると
バスの揺れによって寝ている
あくあの頭が僕の左肩によっかかってきた

それでもあくあはぐっすり眠ったまま





人の気も知らないで、




ほんと、
無防備なとこも変わってないんだね







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