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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第13章 あなたは…誰…?



「させませんよ」


皆が避難するため入口に向かおうとした時


目の前が
大きな黒い霧のようなもので塞がれる



「初めまして我々はヴィラン連合。せんえつながらこの度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせていただいたのは、平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして」


は……、オールマイトを…?


全身が凍りつくようなその発言


ここにいるヴィラン達は
NO.1ヒーローを殺しに来たというのか…?



「本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるはずですが…何か変更があったのでしょうか?まぁそれとは関係なく…私の役目はこれ________」

「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか?!」



ヴィランの言葉を遮るように
目の前に飛び出た勝己くんと切島くん

と同時に勝己くんの個性で
大きな爆破が起こる。



でも、目の前のヴィランは
今モロに攻撃をくらったはずなのに
全然効いていないように見えた。





そしてそんな事はお構いなしというように
霧の後ろから1人の男が前に出る





「おい、黒霧、あいつはワープに巻き込むな」





その男は普通の学生制服に
黒いパーカーに赤いネクタイ


ほかのヴィランとは違って
ぱっと見普通の男子高校生だ


少し黒みがかった青色の髪、
腰には長い布と
手持ちのナイフが装備されている



「え…ああ、彼女が貴方の言っていた方ですか」

「そうだ。あいつは絶対殺すんじゃねぇぞ」



その男は生徒全体を見回すと、
ゆっくりと私達の方に近づいて来た




いや、“私達”じゃない、









私に向かってきている。








私の目の前で立ち止まると、
その男は右側の広角を上げて
ニヤリと不穏な笑みを浮かべた


口元は笑っているように見えても、
目は全く笑っていない。






「俺が用あるのはお前だあくあ。俺はお前と話がしたい」





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