第2章 目覚め
「お、やっと起きたか
寝坊助」
『政宗!』
手をお粥をのせた盆を持ちながら
の横に座る
「信長様を2度も救うなんて
たいした奴だな」
「ちょっと政宗さん
お粥持ってきてくれたことには
感謝しますけど
怪我したことは
褒められたことじゃないんだから」
「そうだよ!
また様が無茶したらどうするの!」
『えぇ、そんなに私信用ない……?』
「まあ食えよ
6日も寝込んでたんだからな
腹減っただろ?」
『そんなにねてたの!?』
「そうだぞ小娘
秀吉なんぞ
毎日数十回は様子を見に来ては
は大丈夫か
まだ起きないのかと言っていたくらいだ」
『光秀さん!?』
(いつの間に入ってきたんですか)
気配なく現れ壁にもたれかかっていた
光秀は秀吉のこの6日間を呆れたように
語った