• テキストサイズ

戦国怪奇譚〜弐〜

第2章 目覚め




『あ、その声家康?
ごめんちょっと起き上がれない……』

そう言うと家康は無言で
近づき起こしてくれた

『ありが……』

ありがとうと言おうとすると
言葉を遮るように抱きしめられた

「この馬鹿っ
どれだけ心配したと……」

『…っごめんなさい』

当たり前だ
散々迷惑かけて
挙句の果てに怪我までして

「……帰ってきたから許す
肩はどう?」

『ん〜、まだ痛いかな』

「当たり前でしょ
銃で撃たれたんだから
弾が貫通してたのが救いだったけどね」

『なんか痛くなってきた……』

「えっごめん」

撃たれた時の衝撃を思い出したら
傷が痛み出した


(でも2人を守れたから)


家康が痛み止めの薬を用意していると


「 様まだ目が覚めてないの?」

/ 30ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp