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戦国怪奇譚〜弐〜

第4章 堺




「今日は比較的
過ごしやすい気候ですね」

『そうだね
風もあって涼しいし』

堺についた
は早速
依頼主の家に向かっていた

秀吉と三成はの護衛、
そして別の任務を遂行するため
同じ依頼主の家に向かう

『私の護衛の他の任務って
どんなのか聞いても大丈夫?』

「ああ、軍議でも光秀が言ってただろ?
──毛利元就が生きていて
武器を買い込んだって情報があると」

『っ、毛利元就………』

(私は一度会ってるけど
二人はあったことないんだっけ)

ギラギラと血のような赤い瞳、
銀髪でこの時代では
珍しい色黒の男

『確か安芸の海賊で
謀神って呼ばれてる人だよね』

「様の噂を流し
世を混乱させようとした武将です
その男の情報を知っているのが
の依頼主様と
同じ屋敷に住んでいるのだそうで」

『へぇ、そんなことあるんだ
私に手伝えることあったら言ってね』

「こっちのことはいいから
は仕事に専念しろ、な?」

『うーん、わかった』

(私にできることってほんとに少ないな)

歯がゆく思いつつも
依頼された仕事をこなそうと
思うであった

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