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戦国怪奇譚〜弐〜

第3章 別れ



その頃──

「さん、
これからは敵同士だけど……
俺は現代仲間として
何か出来ることがあれば
言ってくれ」

『ありがとう佐助くん…
佐助くんには助けられてばかり
だから私にも何かあったら
言ってね』

「あぁ、ありがとう」

謙信との別れを告げ
お世話になった
佐助、幸村とも別れの時が
近づいていた

「信長は敵だ
……だけどお前は俺の…
俺たちのズッ友だからな
ちゃんと飯喰って早く寝ろよ」

『それだとお母さんみたいだよ』
くすくすと笑いが漏れる
すると幸村は顔を赤らめた


「なっ、
心配して言ってやってんだろーが!」

『うん、ありがとう
わかってる
ズッ友だもんね』

「っおー」

『信玄様と義元さん…
兼続さん達にもありがとうって
伝えてくれる?』

「もちろん」
「おー」

(どうしよう…我慢………
してたのに)


「っ」
「さん……」


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