第2章 ねつきねつき
たたた····
「確かこの辺から···あれ?」
お狐様の祠に誰かいる
(近隣住民かしら?えー、と)
ジャリッ
「どうしたんだい?」
くるっ
「は··い。」
にぱっ
「之はこれは可愛らしい娘さんだね」
「···はぁ···(見たことない人だな~~··でもかっこい)」
「その手に持ってるのは鞠かな?」
「はい。··何時の間にか拾っていたんです、それで···返さないとなって」
「誰に返すんだい?」
「···女の子」
「女の子?」
ちょっとずつだけど鏡花ちゃんの記憶を流してきたから思い出したか
すっ···
「その子に会いたいかい?夢の中で見る女の子」
「えっ」
私夢の中の事話してない