第2章 部屋割り
「却下で。学生と大人の体力を一緒にしてはいけません」
とビシッと七海。
うーむと考えていた伊地知が一言。
「ここは呪術師の役割と階級を考慮して、
七海さんと明月さん、虎杖君と私で部屋割りしてはどうでしょうか」
「ええっ! 七海さんと一緒の部屋ですか……///」
顔を真っ赤にする明月。伊地知と虎杖が目を合わせた。そこで七海。
「さすがに、女性と二人で同じ部屋に一泊するのは私は気が引けますね。
明月さんと男性陣を別々の部屋に分けた方がいいのでは?
ツインルームなので同じベットに男二人が寝ることになりますけど」
「あ、それならさ、ナナミン一人でベッド使ってよ。
オレと伊地知さんならタッパも小さいし同じベットに寝られるからさ。俺全然ヨユーだよ」
「私と虎杖君と二人でベッドにですか……。
ちょっと窮屈そうですがしょうがないですよね。ハァ」
伊地知がそうため息をついた時、
ホテルの部屋の電話がリンリンリンと急に鳴って驚いた。