第2章 部屋割り
「さてみなさん。ここで重要な話ですが、ちょうど観光シーズンということもあり、
取れたのがツインルーム2部屋です。
さあ、部屋割りはいかがいたしましょう」
明月が手を挙げる。
「はい、明月さん」
「虎杖君と私、七海さんと伊地知さんの組み合わせはどうでしょう?
虎杖君の手当ても兼ねれるので一石二鳥にはなりませんか?」
虎杖は目をパチクリとする。
「センパイと一晩か〜。いやーなんか照れるな。まぁ、手当てをするんだからいいよね、うんうん」
伊地知がダンっとテーブルを叩いて立ち上がる!
「いえ、ここは未成年の学生と妙齢の女性を
一緒にしてはダメだと補助監督の使命がいってますね。この案は却下で」
「ダメか〜」はぁとため息をつく虎杖。
「ハイ! 伊地知さん」
今度は虎杖が手をあげた。
「はいどうぞ、虎杖君」
「もう四人一部屋でこのままツインルームひとつでいいんじゃないの? 賑やかでさ」