●○青イ鳥ノツヅリ箱○●【イケシリ短編集】(R18)
第2章 Madness-狂愛-〈イケ戦/帰蝶/光秀/3P〉
「―――っぁぁああっ!?」
言葉の余韻が消えるのも待たず、満留の体を光秀が貫いた。
喪失感に震えていた満留のソコは、埋められた悦びに震えなお一層きつく締まって光秀を抱いて、抑えきれない嬌声が響いた。
光秀の口唇からも、熱い吐息が満留の肩へと落ちる。
「はっ…ぁ、きついな…っ」
「あぁ…ぁっや…だ、めぇ…っ」
空気を求める魚のように、満留は天井へ首を伸ばして、溢れる何かを逃す様に震え喘いだ。
キシキシと、音を立てそうなほど、満留のソコが光秀のものを咥えて締め上げていた。
「達しそうか?…だが、まだ耐えろ満留」
「―――っぁ、や…む、り…っ」
耳元で囁く帰蝶の声が、満留を煽る。
熱い吐息が、満留の背筋を甘く愛撫する。
いやいやと、駄々をこねるように首をふり、膨れ上がる快楽を逃そうとするが、追いつかないほど、満留の中をぎちぎちと光秀のものが圧迫する。
揺れそうになる腰を堪えるのが、精一杯だ。
「…あぁ、やはりお前は美しい…」
恍惚とした帰蝶の声に、震える瞼をなんかと開く。
熱に浮くよな萌黄の瞳に、満留が映っていた。
享楽に堕ち、なお快楽を求め蕩ける、自分が見えた。
「…さぁ、動いてくれ、光秀。愉悦に咽ぶ満留の姿をもっと見たい…」
「酔狂な男だな…―――いくぞ、満留」
「―――だめぇえええっ!!」