第2章 ××しないと出られない部屋その5 〔大般若長光/R18〕
「璃杏は疲れただろう。おれが口でイカしてやろう」
おれが顔を股に埋めようとするが、璃杏は「ま…まって。待って、待って。私が…私がやる…」と言いながらからだを少し起こした。
「しかし…」
おれが言うと答えが戻ってくる。
「私がやります…最初にそう言ったし…その…そこ…汚れてるし…」
互いの体液で確かに下半身がねっとりとし、更に璃杏は生娘だったためか、うっすらと布団の敷布が赤くなっていた。
「あんまりきみが可愛かったから、我を忘れてしまったよ。悪かった」
おれが謝ると璃杏は顔を左右に振った。
「…大般若さんと初めてで…よかったです…」
ふわ、と微笑んだ璃杏の表情が今迄の少女から、おとこを知ったおんなの柔らかなものに見えたのはおれの気のせいか。
おれはまた生唾を呑み込み、また足を前に出して座り直した。
「じゃあ、悪いがまたやってくれるかい?」
「はい…」
白い背中を見せておれの目の前にかがむと、おれのものをすぐ口に含んで舐めだした。
まだおれの欲は彼女を欲していて、璃杏の拙い愛撫でも硬さを増していった。
そして射精する寸前で璃杏の口を離すよう言い、そして離したところで、璃杏の顔におれは思い切りかけてしまった。