第2章 ××しないと出られない部屋その5 〔大般若長光/R18〕
「おれは璃杏の可愛い姿を見られて嬉しいよ。恥ずかしがらなくていい」
そう言って咥えていた乳首をじゅっと吸い上げると、「あぁん…」と艶めいた声を璃杏は上げた。
おれはからだを起こし璃杏の両足を抱えると、ゆっくりと自分の腰を動かし出した。
ぬちゅっと厭らしい音がし、璃杏が声をまた上げる。
「あぁ…気持ちいいなぁ…」
腰を動かしながら肌がぶつかる都度、璃杏の花芯に肌を擦り付けると「んっ…っ…」と耐えきれないような吐息が聞こえる。
中で締め付けられる硬いおれのものが、動くことで彼女の奥を刺激しそれで更に締め付けられるのを繰り返し、おれはだんだんと腰の動きを早く激しくしていく。
おれたちの荒い息と肌のぶつかる音、そして互いのからだから出る粘液の音でますます感じていき璃杏は叫んだ。
「あっ…あぁ…また、くる…やぁ…ま、た…ぁ…」
びくびくとからだが震え、中でもおれのものがぎゅうぎゅうに締め付けられる。
その締め付けがなんともきつく気持ち良い。
その締め付けの中、おれも精を放つとぶるりとからだを震わせた。
おれはゆっくりと自分のものを抜くと、一緒に白濁した欲が流れ出る。
「…とびら…は…?」
気付いた璃杏が言うが、口でしたのではないから開いていない。
「…口でしないから開いていない」とおれが教えると、薄目を開けつつ璃杏は少し疲れた口調で「え…」と戸惑った様子で答えた。