第2章 ××しないと出られない部屋その5 〔大般若長光/R18〕
「ちからを入れ過ぎず、握って上下にしごいてみてくれ」
おれは彼女の手を上から握って、上下に彼女の手ごと動かす。
「…っ」と小さく息を呑むのがわかったが、おれのものをしごかせていると、すぐに反応して勃起する。
今度は「…わ…」と感嘆したような声があがる。
「璃杏が触れたから勃ったんだぞ」
おれが冗談ぽく言うものの、主は真剣な口調で聞いてくる。
「…は、はい…このまま同じようにすれば良いのでしょうか…」
「それじゃあ口でやってみるかい?」
その問いに返すと、口調と同じく表情も真面目にこちらを見上げる。
「わかりました、やってみます」
おやおや、ずいぶん積極的だな、とおれは思いつつ、それならと上から握っていた彼女の手を離す。
「そうしたら口の中に唾液を溜めてから、これを含んでごらん」
素直に口をむぐむぐさせて唾液を溜め、おもむろにおれのものの先端を咥えてきた。
「よしよし、そのまま上下に動かせる部分までで良いから、手と同じように動かしてごらん」
初めてだからたいして動かさないだろうと思ったものの、半分以上おれのものを咥えこんで上下に頭を動かしたから驚いた。
「初めてにしては上手いな」
おれは思った以上の快感に、気持ち良いと言わんばかりに声を漏らした。