第2章 ××しないと出られない部屋その5 〔大般若長光/R18〕
おれは履いている下衣をずるりと下におろすと、その場に座り込む。
「おいで、璃杏」
名前を呼んでやると、驚いたように少し目を見開いた主が、それでも近くへ寄ってきた。
そして、おれの剥きだしになった下半身を見て「っつ」と息を呑むのがわかった。
「初めて見るのかい?」
少しからかうように声を掛けると、一瞬の間を置いて小さく主が頷く。
「…こういうのが…初めて…なので…」
初めてだからこそゆっくり教えて、おれに快感をたっぷり拾わせてもらおう。
おれは両足を左右に開いて主に言う。
「おれの両足の間に座って片手を出して」
おれの股間を見るような見ないような、そんな様子を見せながら主はゆっくりと足の間に座り片手をおれに伸ばしてきた。
おれはその手を取るとさっとおれの股へ移動させ、まだぐにゃりとしているものを触らせようとした。
「…やっ…」
驚いた主が小さく叫び、自分の手を引っ込めようとする。
「おいおい、璃杏、口淫するんだろう?まずはおれのコレに触れてくれないか?」
引っ込めた手を引っ張りおれの股へ導くと、「…はい」と小さく覚悟を決めたような主の声がする。
おれはそのまま、おれのものを主の片手で握らせた。