第2章 ××しないと出られない部屋その5 〔大般若長光/R18〕
おれがからかうように主の顔を覗き込むと、主は今迄見た事がないように真っ赤に顔を染めてこちこちに全身を強張らせていた。
「…まさかと思うが…口淫をした事…ないのか?」
その様子から聞いてみると、更に全身を強張らせるのを見て、おれはもう一歩質問を踏み込む。
「男性経験が無いんじゃないだろうな?」
まさかの問いに主は怒ったように答える。
「そのまさかですよ、大般若さん。私はこの年齢になるまで、男性とお付き合いした事は全くありませんっ」
そういや審神者なんてやっていると世間知らずになるらしいからな。
そんなおぼこい娘にいきなり口淫するのは、確かに恥ずかしさが先に立つだろう。
しかし…全く男性器も見た事がないと思わしい主に、口淫しておれを達することが出来るのだろうか。
おれの怪訝そうな表情に気付いた主は、少し不安気に聞いてくる。
「あのう…その…口でするのって大変なんでしょうか…」
…やる気満々か?
そう思うような質問に、こうなったらこの娘をおれ好みにしつけてやろうかという気になった。
「わかった。主がやる気なら教えるからやってもらおう」
「はい、よろしくお願いします」
よろしくか…ついでにおれが主を喰っちまうかもしれないがな。