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腐った人生をもう一度【東リべ:マイキー】裏

第1章 revenge1


今日、マイキーが気に入ったタケミっちに会いにいった。


色々あってマイキーがそいつを殴ろうとした。

そしたら女が突然出て来て、タケミっちを庇った。


初めからマイキーは殴るつもりはなかったが、そんなのあいつらが知るはずない。


身体は震えていたが、必死になってあいつを庇っていた。


そういえばタケミっちのヨメもマイキーにビンタしてたな。


面白ぇ奴ら。


マイキーが星那ちゃんを気に入って、2人を連れて話をした。


土手で話していたら、後ろで泣いてる星那ちゃんから、


「マイキーさん、愛しています・・・。」


と、震えた小さな声が聞こえた。


オレは嬉しかった。


会ったばっかなのに、マイキーを愛してるといった。

初めてだ。あいつを理解し全てを認めて、好きではなく、愛してると言った。


マイキーには、そんな奴が必要だ。

あいつなら、マイキーの闇を照らせるだろうか。


「なあマイキー。」


「ん?」


「星那ちゃんを死なせるなよ。」


隣でどら焼きを咥えた男に話しかけた。


「そんなんあたりまえじゃん。ダチだもん!」


ふっ、そういうことじゃねぇんだよ。


きっと彼女はマイキーにとって、ダチよりも・・・何よりも大切な存在になる。


なんかそんな感じがすんだよなー。


「まっ、わかんねぇけど。」


今日会ったばっかだしな。


「?」


どら焼きを食い終わり、頬にカスをつけたままのあいつが、は?という顔で見てくる。


「さ、帰んぞー。」


足を速めて、歩き出した。



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