第3章 願望
あの日以降、クラスでは何も無かったかのように学校生活が戻った
茉莉花は退学し、萌と結はクラスメイトたちに怯えながら過ごしていた
「宮野ちゃんは優しいね。友達想いで」
「ごめんなさい。利用するようなことして…」
「んは、いくらでも僕らのこと利用しなよ。宗だってそれでも構わないと思うけど?」
神崎くんはいつものように微笑むと私の頭を撫でた
「僕は君のことが好きだし宗だってそう。君はどうかな?」
「それは…」
2人は私のことを解放してくれた
復讐とはいえたしかにいじめられるのは辛かった
助けてくれて私に快楽を与えてくれた
空っぽになった私の身も心も満たすように
「素直になれよ。別荘にいたときは俺たちに素直だったろ?」
「志麻くん…」
「宗の言う通りだよ。気持ちいいこと好きだって認めなよ。僕たちにあんなに激しくされて嬉しそうに求めてくれてたのに」
私たちは互いに体の関係を持ったそれも3人で
人には言えない関係だけど、私たちは常に求めあっている
こうして2人の愛に私は堕ちた