第4章 堕ちる
そして3年間の学校生活は終わり、私は卒業した。
かえでは来年復学すると言っていた
茉莉花のことを伝えると「ごめんね」「強くなるから」と言っていた。
「絶対に復学して私も卒業して大学に行く。私さ、教師になりたいの。絶対に私みたいな弱い子を助けてあげるんだ」
「かえでならなれるよ。誰よりも優しいから」
「ありがとう、咲羅」
そして私は、神崎くんと志麻くんと一緒に暮らすことにした。
「これからはずっと一緒に居られるね」
「そうだな」
「ありがとう。助けてくれて」
私がそういうと2人は嬉しそうにして私の頭を撫でた
「いつでも困ったら言って?僕はいつだって君のためになんでもするから」
「お前を守れるのは俺らだけだ」
幸せを感じた
全てから解放された私は望んだ道を進んで自ら2人の愛に堕ちることを決めた
そしてこれから互いに依存していくことも