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鬼姫
第1章 PRAY 1
帽子のせいで顔は見えないが、長く伸ばされた茶髪の髪の毛は腰元まである。
着物が身体のラインを強調していて
スタイルの良さがわかる。
綺麗な女性だった。
その女性は刀を鞘に戻した。
一つ一つの仕草から目が離せなくなる。
たったそれだけの仕草でも美しかった。
僕はその女性に一瞬で魂を持ってかれそうになった。
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