第1章 PRAY 1
でもその口元は僅かに緩んでいた。
ほらね、
こーゆーのが銀さんの良いところ。
だから僕たちはみんな銀さんについて
いってるんだ。
そして、買い物を終えてスーパーから
出て少し歩いた時だった。
「白夜叉ぁぁぁぁあああああ‼︎」
真後ろから声が聞こえて、
僕が振り向いた時にはもう銀さんは
近くの八百屋に吹っ飛ばされていた。
神「銀ちゃん‼︎」
新「銀さん‼︎」
銀さんに近づくと、肩から噴き出した血がだらだらと着物に流れていた。
な、何者…‼︎
振り返って、銀さんを斬りつけたやつを見る。