第2章 PRAY 2
銀「あのバカは元気してたかー?」
『うるさいくらいにね。
…そういえば辰馬から銀時に手紙を預かってたんだ』
銀「あいつが?」
すっかり忘れていた。
私は持ち歩いていたボストンバッグから
一枚の封筒を取り出した。
『これ』
差し出すと銀時は眉間に皺を寄せた。
私も手紙を渡してくれって頼まれた時は珍しいと思った。
≪拝啓金時様
と会ったことだろうと思われます。
何年も経って強くたくましくなったはさぞ魅力的でしょう。
でも相変わらず笑いません。
を笑わせてやってくれ。
金時がこの数年で守りたいものが見つかったようににも大切なものとやらも教えてやってくれ。
P.S
くれぐれもを襲ったりしないでね☆≫
ぐしゃあ、
銀時は最後まで読み終わると手紙を
丸めて床に投げつけた。