第2章 PRAY 2
『…ありがとう』
そのあと神楽が、
ドライヤーで私の長い髪の毛を乾かしてくれた。
『ありがとうね』
神「全然良いアル‼︎ それにしても長いアルな」
『…失恋するまで髪の毛伸ばそうかと思っててね』
神「みたいな女振る男なんて
どこにもいないネ!」
『…ありがとう』
神楽は素直で優しい子なんだ、と思った。
新八もメガネだけど、優しい子。
だから銀時と三人でやってけてるに
違いない。
もし私も地球に残ってたら、
神楽たちみたいに銀時と一緒に過ごせてたのかな…
たまに思う。
地球に残ってたら…って。
でも後悔してるわけじゃない。
ただ少しそう思うだけ…
新「鍋できましたよー」
新八が教えに来てくれて、私たちは
その部屋を出た。