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鬼姫
第2章 PRAY 2
*************
次の日は雨の音で目が覚めた。
傘など持ち合わせているはずもなく
私は傘を持たずにホテルを出た。
いつもの船が見える場所の近くに
屋根がついてる場所があったが
風も吹いていて結局は濡れてしまった。
しょうがないからいつもの場所で
ただずーっと船を見ていた。
一人で船に乗り込むってのもありだけど
それは疲れるし面倒だ。
まだ余るほど日にちはあるんだ。
首を長くして待ってれば良いだけの話。
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