• テキストサイズ

鬼姫

第2章 PRAY 2





*************(土方視点)





その日、人通りの少ない所もパトロールしていた時、見たことのある格好のやつがいた。




「…よぉ、」




声を掛けると物凄い勢いでこっちを向いたが、俺の顔を見るなり少し残念そうな顔をした。




こんなやつ今までに見たことないし
最近江戸に来たんだろうか。



隣に腰掛けて、話すことも特になく
俺はなんとなく飯に誘った。



土方スペシャルを美味しいと言った
女は初めてだった。



でも美味しいと言う割りには無表情。



こいつはあんまり感情を表に出さない。



総悟と会った時は殺気ぷんぷんだった
くせにその他では別に普通だ。



そんなこんなで俺たちはその日分かれた。



今度の飯は俺が奢る、と心に決めて。




/ 225ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp