第1章 PRAY 1
少し疑問に思いながら私は立ち上がった。
服も乱れてないことから、
どうやら土方と事はしてないようだ。
『して、ここはどこだ?』
土「屯所だ。真選組の隊士たちは皆ここに住んでいる」
『…へぇ』
じゃあこの部屋はこの男の部屋であって
家ではないのか。
良かった。
いや、良かったのか?
確か昨日私真選組の隊士を転ばせたような…
まあ、大丈夫か。
『本当にすまなかったな。
じゃあ私はこれにて失礼する』
土「門までわかんねぇだろ」
土方は私の前に立って歩き出した。
門までの道案内をしてくれるらしい。