第1章 PRAY 1
「…ん、」
そうこうしているうちに男の目が
ぱちっと開いた。
そして私を見つめた。
『……』
「……」
『お、おはようございます…』
「あぁ、おはよう」
耐えきれず挨拶すると男も挨拶してきて、男はそのまま伸びをした。
「自己紹介がまだだったな。
真選組副長土方十四郎だ」
『…』
私はその男…土方と握手を交わした。
やはりここまで運んでくれたのも
土方のようだった。
『昨日は色々と迷惑をかけたな。
すまない』
土「 別に気にすんな」
男はそう言ってマヨネーズ型の何かで
タバコに火をつけた。
マヨネ……え?
マヨネーズ?
なんでそんな形のライター?