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鬼姫

第1章 PRAY 1






桂「銀時もその方が喜ぶじゃろ」


『…でも……』


桂「まあ全てはが決めることだ。俺がとやかく言う資格はない」


『少し考えてみるね』




攘夷志士に戻るのはお断りだけど、
とその言葉の後に付け足すと桂は
またははは、と笑った。



笑う桂と笑わない私。




最後に笑ったのは10年も前かな。



なんだか笑っちゃいけない気がして。




『じゃあ私そろそろ行くね』


桂「帰る場所はあるのか」


『うーん、まあ』



私は少し言葉を濁してからその船を後にした。



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