第1章 PRAY 1
桂「銀時も昔と変わらない仲間が帰ってきてくてさぞ嬉しかっただろう」
『……それは、どうだろう』
桂「もう銀時には会ったのか?」
『…会ったけど……』
桂「まあなんとなくは察しが付く」
私の浮かない表情を読み取ったのか
桂はそう言った。
銀時も桂もあの時のまま優しさが
残っている。
でも私は…
あの時のままの冷たさが残っている。
みんなが良い意味で変わってないのに
私は悪い意味で変わってない。
桂「どれくらい江戸に滞在するんだ?」
『こっちに来る時に宇宙船壊れちゃって…治そうと思えば治るんだけど
どしようかな…』
桂「もし居心地が良ければこのまま江戸に住めば良いじゃないか」
え?と思わず桂の顔を見た。