第10章 PRAY 10
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『…ん…』
私は夜中に目が覚めた。
気持ち悪さからだった。
最近よく夜中に気持ち悪くて目が覚めることがある。
つわりが酷いとかなんとか医者も言ってたし…
銀「…またか?」
もぞもぞと起き上がってトイレに行こうとした時、銀時がそういった。
まだ起きてたんだ。
『……うん…』
あー、やばい
吐く。
私は早足でトイレに駆け込んだ。
銀時は私の後をついてきて、トイレで吐く私の背中を優しくさすってくれた。
銀「女ってのは大変だな〜」
『……ほんと…男にもわかってほしいよ』
銀時は前よりも優しくなった気がする。
銀時のことお父さんって呼ぶ日が来るのかな。
なんだかもどかしいな。