第10章 PRAY 10
それからの毎日はとても充実していた。
お登勢さんもすごく喜んでくれて
お妙さんもすごく嬉しがってた。
みんな気が早くて、赤ちゃん用の靴下とか買ってきてたし。
まだ性別わからないからどっちでもいいようなもの買ってきてたり…
銀時と私はすごく幸せだった。
病院にも定期的に行っていて
赤ちゃんは順調に成長していた。
銀「おいおい何してんだ〜 早く寝ろよ」
そんなこんなで妊娠発覚してから一週間が経っていた。
夜和室で編み物をしている私に銀時が声をかける。
『手袋編んでるの』
銀「腹の中の子にか?」
『そう』
銀「でももう体に障るからさっさと寝ろ〜」
『…そうだね』
私は編み物を枕元に置いて、布団に潜り込んだ。
いつからか私と銀時の布団はくっついていて、二人で仲良く寝ていることが多かった。