第10章 PRAY 10
**********(銀時視点)
最近あいつはすぐに具合が悪くなる。
風邪かと思っていたが、
今日病院に行ってきたらしい。
俺たちが戻ってくるまで電気も付けずに亡霊みたいにソファーに座ってた。
でもそのあとすぐに俺に泣きながら抱きついてきた。
おいおい、どーしたってんだ。
病気でも発見されたか?
俺たちはそのままソファーに腰掛けた。
銀「…で、どーした?」
『……』
銀「ん?」
『……わ、私……
妊娠してる…って…』
え
おいおいおいおい、
ちょっと待て。
待て待て。
何回か酔った時とかそのー、
あれ付けないでやっちゃったよ?
覚えてないけど…
もしかして中とかに出してた?
あれ?
銀さん思い出せないよ?