第10章 PRAY 10
新「あれ?真っ暗ですね。さんまだ病院でしょうか?」
パチンという音と共に電気が灯された。
ああ…
電気つけるのも忘れてたや。
神「いたアルか‼︎ ビックリしたネ」
銀「なんだいたのかよ。 で?病院どーだった?風邪だって?」
『……』
新「あれ? さん?」
銀「おーい」
『…銀時……私、どうしたら……』
私はソファーから立ち上がると銀時にしがみついた。
銀「…どーした? 話してみ?」
銀時は優しく諭すようにしながら
私の頭を撫でた。
新「あ‼︎ 今日の晩御飯の買い物しなくちゃ‼︎忘れてたー僕ったらーあはあはははは」
神「わ、私も酢こんぶ買い忘れたアル‼︎」
銀時は私の肩を抱きながらソファーに腰掛けた。
明らかに嘘をついてくれた二人は
万事屋を出て行った。