第10章 PRAY 10
『…妊娠4〜5週間だって…
中絶するなら12週より前って…』
なんだか現実味のないような話だった。
妊娠?
中絶?
『私…どうしたら…』
銀「‼︎」
は涙を溜めた瞳でこっちを見てきた。
そんなを俺は力強く抱きしめた。
きっとずっと不安だったんだろう。
俺が帰ってきたらどうやって話そうか
考えていたはずだ。
一人で考え込んでたはずだ。
銀「…お前はどうしてぇんだ?」
俺の腕の中にいるに聞く。
『…産みたい……でも神楽も新八もいるし…万事屋も……』
≪産みたい≫って確かに言ってた。
でも環境が悪いって。