第9章 PRAY 9
***********
帰りの新幹線の中も、銀時はずっと私の体を心配してくれた。
私は大丈夫、としか言えなかった。
『…明日病院行ってみるね』
銀「あ? このあとすぐ行けよ」
『いや…明日一人で行けるから』
このあと病院に行くことになったら
銀時まで来ることになりそうだし、
なんだか迷惑かけられないし…
それに知られたくもないような…
いや、知られたくないってゆーか
なんて言うんだろ…
銀「じゃあ向こうついたら寝てろ」
『うん…
せっかくのプールだったのにごめんね?』
銀「てめーの体のほーが大事だろーが」
銀時はだるそーな目をして外を見ていた。
優しい彼氏を持って私は幸せ者だ。