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鬼姫
第1章 PRAY 1
**************
『…はぁ、』
もうすっかり辺りは暗くなり
桂と晋助には会えないまま夜になっていた。
秋から冬に向かっていく季節、
さすがに外にいるのは寒かった。
地球についた時に小型宇宙船は
故障してしまったし…
宿を捜すにしても少し面倒だ。
どうしようかと考えながら
道の端…というか路地に背中をあずけている時だった。
「こんな時間に一人で何してやがる」
私に声かけてきた男が一人。
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