第8章 PRAY 8
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『ん〜…』
朝目が覚めると一番に私の視界に入ってくるのは銀色の何か。
それは銀時の髪の毛であって、
銀時は私の横でスースー寝息を立てて眠っている。
私は何も身につけていない自分の身体を見て赤い跡がいくつもついているのに幸せを感じた。
…ていうか、
思春期の女の子が住む家で私たちよくこんなことできたなぁ。と感心していた。
神楽が起きる前に早く着替えなきゃ。
『銀時起きてー‼︎ 新八も神楽も来ちゃうよ?』
銀「んー」
銀時はむくむくと起き上がって、
私の顔を見ると少し口角を上げた。
『いててて…』
私も起き上がって着替えようとしたけどあれをしたあとの独特の腰の痛みに少し顔を歪めた。
銀「なに?激しすぎた?」
『べ、別に余裕だし?』
銀時の悪戯そうな顔に負けじと私も言い返した。
時が経つのは本当に早いもので、
すぐに二ヶ月もの月日が過ぎ去っていった。