第1章 PRAY 1
『私は。
少し前まで辰馬と一緒に宇宙にいた』
新「辰馬ってまさか坂本さん⁉︎」
新八が驚いたように声を荒げた。
まさか辰馬のことまで知ってるとは。
どれくらいの間この三人は共にしてきたのか。
なんで辰馬のことを知っていて私のことを知らないのか、
銀時が話してくれなかったことを少し恨んだ。
『あぁ、そうだ。
少しは江戸に滞在する予定だから、よろしく』
私は新八と神楽と握手を交わした。
『ところで銀時、私は晋助と桂にも会いに行きたいのだが…』
私はあれからまだ一度も晋助と桂には
会ってなかった。
もちろん銀時に会いたいのが一番だったが
昔の戦友には会いたいものだ。