第7章 PRAY 7
『やだ、待って‼︎
いっつ……』
そこで私は目を覚ました。
天井は真っ白で、
でもさっきと違うのは…
私は病院のベッドにいて、私の横の椅子には銀時が座っていること。
もう夜みたいで、部屋からは月明かりが照らしていた。
銀時は不安定なまま眠っていた。
スースーと規則正しく寝息が聞こえて
少しだけ安心した。
自分の体を見ると、ほとんどが包帯だらけだった。
銀時との戦いは記憶にないけれど、
多分肋骨とか数本折れてるよ、これ。
めっちゃ痛いもん。
『ありがとうね、銀時』
銀「やっと起きたかよ、眠り姫」
『ぎ、銀時⁉︎』
寝てると思ってた銀時がいきなり
目を開けて私はすごく驚いた。