第6章 PRAY 6
真選組を大方かたずけると私は城内へと足を踏み入れた。
城内にはもうたくさんの死体が転がっていて神威たちがやったんだとわかった。
もう、江戸もおしまいだよ。本当に。
振り向くと、江戸は火の海だった。
あちこちから火の煙が上がって死体も転がっている。
…もし、私が……
晋助なところへ行ってなかったら
こんなことにはなってなかったのかな?
晋助は私を待っていた。
私がいなければーーーーーー…
やめやめ‼︎
「お嬢さ〜ん、これ以上は前に進ませないぜ?」
『‼︎‼︎』
上の階へ向かう私の前には…
『ぎ…んとき…』
銀髪の侍が立っていた…