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鬼姫

第1章 PRAY 1






この男は、
そんな私の思いに気づくはずもないんだろう。



そーゆー勘だけは悪い男だから。





『…銀時、私は変わりたかった。
ずっと…変わるために…』




自然と拳に力が入った。




銀「…そんなの無理して変わる必要ねーよ。変わりてーって思ってる奴はな、いつの間にか自分で気づかねーうちに変わってるもんだ」


『…でも、私はまだ何も…っ』


銀「…今から変えてけばいいだけの話だろ」


『…銀時…』




銀時は良い意味で何も変わってはいない。




あの頃の、
目映い光を身に纏った銀時のままだった。



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