第4章 PRAY 4
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「……ん……お客さん‼︎」
『ん〜…』
目が覚めると目の前には
じじいの顔が…
「もう店閉めますよ‼︎」
どうやらさっきのお店で飲み過ぎて
寝てしまってたようだ。
時計を見るともう12時を回っていた。
私はすぐに会計をしてお店を出た。
どれだけ飲んだのか覚えてないけれど
目がぐるぐる回っていて体も痺れてる。
きっと相当飲んだはず…
それでもまだちゃんと考えられるのは
さっき晋助が言った言葉がまだ頭の中を駆け巡っていて、酔いが冷めてるから。
≪俺と一緒に来ねぇか≫
私はもう傷つけるだけの戦いは嫌なんだ…
嫌…
嫌なんだけれど……
スパーーーーーン
『‼︎』
いきなり頭に鈍痛が響いた。