第1章 PRAY 1
二人と一匹がいなくなると銀時は
ふぅ〜と長い息を吐き出した。
銀「で?あのバカについてったおめーがなんで今になって江戸なんかに?」
あのバカと言うのは坂本辰馬のことであろう。
私は攘夷戦争末の途中に坂本辰馬
という当時は名の知られた男に
一緒に宇宙へ行こうと誘われて
そのまま宇宙へ行った。
銀時たちとはそこでさらばをした。
『あのバカにはついてけなくなった』
銀「あー、あのバカねじ吹っ飛んでるもんな〜」
銀時は鼻に指を突っ込んでぐりぐりと回し始めた。
全く…
この男は本当に当時の白夜叉であるのかも謎だ。
銀「でも、それだけの理由じゃねぇよなぁ?」
『…え、』
思わず意表を突かれて私は驚いて銀時を見た。