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鬼姫

第1章 PRAY 1






そんな銀時を尻目に私はお茶を一口
飲んだ。





『当時は10歳そこらだった私ももう何年も経って18歳になったんだ。
そりゃ変わるものも変わるだろう』


銀「…しかし女ってのはここまで変わるもんなんだなぁ」


『銀時こそ容易く背後を取られるとは
侍としての名が摺れたものだ』


銀「……」







私の言葉に銀時は眉をぴくっと動かして真面目な顔になった。





銀「おいてめーらちょっと定春の散歩にでも行ってこーい」




銀時の両側に座っていたメガネとチャイナを散歩へと出かけさせようとした。





「散歩ならさっき行ったアル‼︎」


「いいからいくよ、神楽ちゃん」




何かを察したらしいメガネは無理やり
でっかい犬とチャイナを外へ連れ出した。




なんだ。
意外と話がわかりそうなメガネじゃん。


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