第4章 PRAY 4
高「俺の部下が妙な女侍にやられたんだけどそれお前だよなぁ?」
そこで私は記憶を辿る。
あぁ、あの土方を助けた時か。
やっぱりあの攘夷浪士たちは晋助の部下だったんだ。
『そんなこともあったわね』
私はお酒を一気に飲み干した。
高「…お前、俺と一緒に来ねぇか?」
『……え、』
思わずグラスを落とすところだった。
今、一緒に来ないかって言った?
高「俺と銀時やズラは違う。
でも俺とお前は一緒だろ?」
『…な、にを…』
高「俺たちは同じ穴の虫だろ?
お前は銀時たちみてぇにバカじゃねえ
仲間なんざいらねぇ…」
晋助はまたどこか遠くを見ているようだった。
私は……銀時たちと違って
晋助と同じ…?
高「…俺はただ壊すだけだ…」
この世界を恨んでいる晋助と、
それを全て背負いこんでいる銀時。