第3章 PRAY 3
『…ただいま……』
私が万事屋についたのは1時を回った頃だった。
さすがに神楽も銀時も寝ていると思い
ゆっくりと抜き足差し足で居間へ向かった。
パチン、と明かりをつけると
銀「ちょっとどういうこと?
こんな時間に帰って来るなんてお父さん許さないよ?」
『…銀時』
銀時がソファーに座りながら私を待っていた。
眠いそうな目をしながら。
『…待っててくれたのね。ありがとう』
銀「べ、別にそんなんじゃねーし?
ただ寝付けなかっただけだしぃ?」
『…そっか』
銀時はきっと心配してくれてたんだろーな。
昔から銀時は私に対してちょっと
過保護なところあったもんなぁ。
心配してくれるって嬉しいことだね。