• テキストサイズ

~月夜の紅~ 銀魂原作沿い小説

第32章 【第三十一訓】ミイラ捕りがミイラになった話


 山崎は恒道館を覗いていた。
 数日前、桂と高杉の間で抗争が起こった。
 桂一派に白髪の侍がいたという情報があり、土方の命により銀時を探りに来た。

 さらに、着物姿の女も目撃されていた。
 銀時のいる桂一派に加わっていたと目される女性。
 ○○である可能性は高いだろう。

 だが、山崎も土方も、腑に落ちない。
 攘夷浪士に対する○○の敵愾心は、隊士を凌ぐものがあった。
 ○○が桂の仲間になど成り得るのか。

「○○さん、最近屯所に戻ってませんよね」

 今は屯所に住んでいる○○だが、時折無断外泊をしている。

「○○さんが帰らなくなった日と、一致はしてるんですよね」

 ○○はしばらく戻っていない。
 その始まりは、桂一派と高杉一派がやり合ったという日の前日。
 偶然というには出来過ぎではないか。

「しかし、○○さんが関わっている以上、旦那が攘夷活動をしているとは思えませんが……」
「○○が何も知らねー可能性はあるからな。探れ」

 もしあの男が攘夷活動などしていれば、○○は自ら縁を切るはず。
 土方はそう思っている。
/ 483ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp