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3月9日  【A3】

第15章 一葉


 「大皆木大先生に大感謝大」
 「ちょっと何言ってるかわからないな」

 ごめんね、デューイ。
 私のこれ、通常運転だから。

 「で、オカンは…」
 「オカンってもしかして、俺かな?」

 ぽんぽんと哀れんだフリしてお前だぞって教えてあげる。

 「大丈夫、衣装のおかげでオカン臭なくなったから」

 キョトンとするデューイ。
 悪役だけど、in臣くんって思うと可愛いから好きだ。

 「すげー悪役っぽい。不良警官って感じ」
 「意外だな」
 「わかる。かっこいい。デューイに逮捕されたい。むしろされにいく!幸くんの衣装こんなに着こなせる人達、春組と夏組と秋組しかいないと思う」
 「まだ冬組いないもんな。って、芽李さんいつもコレなの?」

 と、ルチアーノがうちの弟に言ってる。
 たじだじしてる咲がやっぱり1番可愛い。

 「ねぇちゃんは、いつもは大丈夫なんだけどね…衣装合わせがマックスでこうなる…あと、しばらく開けてたから余計だと思う。
 ごめんね、万里くん」
 「お前も苦労してんのな」

 お前らちゃんと聞こえてるからな?
 ルチアーノぎったんぎたんだかんな?

 「はは、まぁ、褒め言葉として受け取っとくよ」

 やっぱデューイだぁ。
 かっこ……………か、か、かぽねキターっ!

 「俺もサイズは問題ない」

 スカーフ?マフラー?あんまりわかんないけどなんかかっこいい!!

 「銭ゲバヤクザは、やっぱり印象変わんないね」
 「たしかに…」
 「たしかに」
 「たしかに」
 「でも、やっぱり幸くんの衣装は違うね!丈かんがマックスかっこいいもんね」
 「たしかにたしかにうるせぇぞ!つーか、芽李、ノリ的にお前もそこは確かにだろうが!」
 「たしかに?」
 「今じゃねぇ!」
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