第3章 *アリアーブ・ナーリヤ*
マレウス『ただ..クローバーがどうしても調味料を土産にするというなら..相応の覚悟が必要だ。僕にも、お前たちにも』
トレイ『..わ、分かった。そこまで言うなら、止めるよ』
『そんなに危ないの?』
マレウス『気を飛ばすことは前提だな』
ユウ『わお』
その後何とかトマトジュースを探しだし、購入することができた一行は、辺りから漂うコーヒーの匂いから、コーヒー占いの話題になった
『ジャミさん占い出来るんだ。凄い』
ジャミル『ナジュマにせがまれて、勉強したからな』
ケイト『ちゃん。オレも占星術とか得意だよ~♪今度占ってあげよっか?』
『いいの?お願い』
ケイト『オッケー♪』
コーヒーの残り粉で占うはずのコーヒー占いだったが、グリムは残り粉すら飲んでしまい、占いは無効に終わってしまった
『グリム、ドンマイ』
グリム『ううう~。折角苦いの頑張って飲んだのに、大魔法士にいつなるか分からず仕舞いだったんだゾ』
マレウス『そんなに苦いなら、シルバーの土産にでもするか。眠気覚ましにピッタリだ』
カリム『そうだな、シルバーなら喜ぶと思うぜ!セベクの分はいいのか?』
マレウス『セベクはコーヒーが飲めないんだ。どうするか..』
ジャミル『それなら、たちと同じく紅茶はどうですか?紅茶も熱砂の国の名物ですよ。この国ではみんな、1日10杯以上飲むと言われています』
ユウ『そんなに飲むんですか..お腹ちゃぽちゃぽになりそう』
『ミルクティー好きだけど、そこまで飲まない』
ジャミル『俺もそこまでは飲まないが、普通の人よりかは頻度は高いな。あ、あと紅茶には気分を落ち着かせる効果があるので、セベクにはピッタリだと思います』
マレウス『そうだな。あいつはせっかちな所がある。よし、セベクへのお土産は紅茶にしよう』
『お揃いだね』
マレウス『お前と同じというのは、心地が良いな。セベクがこの紅茶を飲む際には、お前も付き合ってやってほしい』
『ん..分かった』
ユウ『でもセベクのことだから、ツノ太郎からもらった紅茶を"家宝だ!"っていって飲まなさそう』
トレイ『ははっ、あり得るな』
ジャミル『新鮮さが自慢の茶葉なので、早めに飲むよう伝えてください』