第3章 *アリアーブ・ナーリヤ*
ナジュマ『さん、こんなのどうですか?』
『ぁ..ぇ..か、可愛い..』
に似合いそうなネックレスを手に取ると、近くまで見せると、まだ少したどたどしくではあるが小さく反応した
ナジュマ『さん、まだ私のこと怖いですか?』
『ぁ..え、と..』
ナジュマ『いいんですよ。知り合いの妹っていっても今日会ったばかりですもんね』
『あの..その..初めての人は、どうしても、怖くて..』
ナジュマ『..ごめんなさい。何か事情があるみたいですね』
『....』
気まずそうに俯くと、ナジュマもどうしていいか分からなくなり、咄嗟に話題を変えることにした
ナジュマ『え、えっと..さんって、みなさんと凄く仲が良いですよね。何かある度にみなさん、さんのこと気にしてるし..大事にされてるって分かる』
『..みんなは..私のこと、好きだから』
ナジュマ『え?』
『私も、みんなのこと大好き..』
ナジュマ『っ...//』
そう言って微笑んだは、同性であるナジュマでさえも見惚れてしまうほどに美しく、ドクンと鼓動が高鳴るのを感じた
『..これ可愛い』
ナジュマ『あ、あの!ジャミルのことも、好きですか?』
『ぇ、と...大好き、だよ..ジャミさん、優しくてカッコ良くて、お料理上手で、あったかくて、ダンスが上手。がんばり屋だけど、たまに何か我慢してるみたいで、ちょっと無理してるところもあるから...心配』
ナジュマ『ジャミルのこと、ちゃんと見てくれてるんですね』
『...』
ナジュマ『さん。これからもジャミルと仲良くしてあげてください。多分、自分が思ってる以上に、頑張ってるけど無理してるし、真面目なところあるから、さんが良いストッパーっていうか、癒しになってくれたら..』
『..ん』
ナジュマ『あ、ごめんなさい!何か、勝手に押しつけるようなこと言っちゃって』
『ううん。私も、そうなれたらいいなって思ってた。頑張ってる人の、癒しや助けになりたいって』
ナジュマ『さん..(やっぱり優しい人だなぁ。それに、ここまで近くで見ると更に可愛い)』